ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
 イーシーはもう一度頭を下げると「恐れ入ります、いただきます」と丁寧に言った。
 自由奔放な人魚姫を陰ながらサポートする彼は、実は大変な手練れの武人でもあるのだ。振る舞いがとても洗練されているのでそうは見えないが、普通の刺客くらいなら一網打尽にしてしまう彼がいるから、ルールーを愛する両親は彼女をひとり旅に送り出してくれるのだ。

「突然訪問してしまい、申し訳ございませんでした。お嬢様がエリナ様を驚かせたいという茶目っ気を出してしまいまして……」

「うふふ、子猫ちゃんのびっくり顔が見たかったんだもの」

「ほんとに驚いたにゃん!」

「ごめんごめん、美味しいお土産を持って来たから許してね」

「許すにゃん!」

 あっさりと許したエリナを見て、皆は噴き出した。
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