ねこねこ幼女の愛情ごはん〜異世界でもふもふ達に料理を作ります!〜4
「そうだわ、ご所望の『にがり』を持ってきたわよ。エリナからの手紙を読んで、にがりのことをうちの祖母に聞いたら、あまり広まってはいないけれど、塩を作る時の副産物として、すでににがりは作られているんですって」

 果実水を美味しそうに飲みながら、ルールーが言った。

「それから、エリナが考えた薄い鉄板の間に羊毛を挟んで作られた冷凍庫と冷蔵庫は今までのものよりも軽いから、今日は馬車に積んで来たの。この方法だと冷凍冷蔵馬車よりもコストはかからないし、今までの魔石冷蔵庫よりもずっと魔石の消費量が少ないわ。運ぶ食材がさほど多くなければ、冷蔵庫方式がいいわね」

 断熱材を使わない冷蔵庫は多くの魔石を消費するため、あまり温度を下げられなかった。しかし、羊毛を断熱材にすることによって氷点下まで温度が下げられるようになり、食材を冷凍保存できるようになった。そして、軽量化することで馬車に積んだ時の馬への負担が減少したのだ。

「ちなみにこの新型冷凍庫と冷蔵庫での輸送は、スカイヴェン国からの正式な依頼で、使用感を調べているのよ」

 どうやら真珠貝商店は、新型冷凍庫及び冷蔵庫を開発中の王家よりモニターを頼まれたらしい。

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