浅葱の姫。
第三章
「コホッコボッ」

沖田様の咳で私は目が覚めた。

「大丈夫ですか?」

「えぇっゴホッ」

「お水を取ってきます!」

私は慌てて井戸へゆき

お水をくんだ。

「どうぞ。」

「あ、りがとうございます。」

沖田様はお水を飲んだ。

「夏風邪ですかね。」

沖田様は仰った。

私がここへやって来て

もう1ヶ月以上。
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