もふもふ、はじめました。
 薫はブラウスのボタンを外しながら、私の首筋を丹念に舐め上げると、耳を舐めながら何回も何回も好きだよって言ってくれた。

 快感に頭がぼーっとしている間に、気がついた時はもう服は脱がされていて、薫も上半身裸になっている。

 胸の尖りに当たる、熱くて硬い胸の筋肉が気持ち良かった。まだ薫は耳を舐めていて、もう数がわからないくらい好きって間近で聞かされていた。

「千世。気持ち良い?」

 その言葉と共にぴちゃっと音がして、薫の長い指が私の秘裂へとするりと入り込んだ。

「ん、気持ちいい、んっ」

 私の中の良いところに指を当てると、くちゅくちゅと音をさせて指を動かしはじめた。親指は私の芽に当てていて。内外から快感が増幅していく。

 達してしまいそうな感覚がして、一度大きく水音がした。そのまま快感を押し上げられて、身体中に力を込めていってしまった。

「上手に潮吹いたな。いやらしいお嬢様。もう一回、吹いてみる?」

「やっ……もう、薫のっ、欲しい」

 もう快感で訳がわからなくなっている私は腰を揺らして、願ってしまった。早くあの熱くて大きいものが、お腹の中に入ってきて欲しい。

「素直過ぎて、かわいい。僕の千世」
< 117 / 120 >

この作品をシェア

pagetop