もふもふ、はじめました。
休憩スペースを出て、私が自席まで戻ると水沢課長が大きな声を上げて、頭を下げている岸くんと枝野さんの二人に向かって何かを言っている。
水沢課長は、二人を連れて奥の応接スペースへと入って行ってしまった。
近くに居た同期の蓮池くんに、何があったかを小声で聞く。
水沢課長の怒った時の怖さを知っているだけに、うちの課全員息を潜めて仕事をしているようだった。
「如月さん。出来れば、近寄らない方が良いよ。あの枝野がついてて、なんでって不思議に思うんだけど……岸が、得意先の担当者を相当怒らせたらしい」
新人の岸くんは、もしかするとそういうミスが何かあったかもしれないというのはわかるとして。エース営業の枝野さんが、そんなミスをするなんて考えられない。
一体、何があったんだろう?
なんだか、私は嫌な予感がした。今日は確か、岸くんと枝野さんの二人は二社にアポイントを取って外出していたはず。
二人の予定を見るために慌ててパソコンのスケジュール管理ソフトを開く。
見覚えのある会社名に、私は自分の嫌な予感が的中したことを知った。
水沢課長は、二人を連れて奥の応接スペースへと入って行ってしまった。
近くに居た同期の蓮池くんに、何があったかを小声で聞く。
水沢課長の怒った時の怖さを知っているだけに、うちの課全員息を潜めて仕事をしているようだった。
「如月さん。出来れば、近寄らない方が良いよ。あの枝野がついてて、なんでって不思議に思うんだけど……岸が、得意先の担当者を相当怒らせたらしい」
新人の岸くんは、もしかするとそういうミスが何かあったかもしれないというのはわかるとして。エース営業の枝野さんが、そんなミスをするなんて考えられない。
一体、何があったんだろう?
なんだか、私は嫌な予感がした。今日は確か、岸くんと枝野さんの二人は二社にアポイントを取って外出していたはず。
二人の予定を見るために慌ててパソコンのスケジュール管理ソフトを開く。
見覚えのある会社名に、私は自分の嫌な予感が的中したことを知った。