もふもふ、はじめました。
 優しく耳元で囁くと、彼はそのまま耳朶へと軽く噛み付いた。いきなりの刺激に、ひゅっと喉が鳴る。

 くちゅくちゅと耳を舐めながら、下の指先は私の良いところを探してうごめいた。

「ひゃ……ひゃうっ……」

 私の一番敏感な芽を見つけた吉住課長は、一気にそれを擦り上げた。

 くちゅくちゅとした音が、しんとした書庫室に響いて頭の中が快感を拾う事しか考えられなくなる。

 頬が熱くなって来て、絶頂がそこまで迫っているのを感じる。

「千世。いきそう?」

「いくっ……いっちゃうっ……きもちいいっ……はああっ……」

 彼の首にぎゅっと抱きつきながら、快感で達してしまった。もう、何も考えられなくなってしまう。目の前の彼のことしか。

「僕も挿れたいな……千世、ダメ?」

 甘えるような言葉に、私はゆだった頭でゆっくりと頷いた。
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