もふもふ、はじめました。
 吉住課長は、私の体をひっくり返して棚に手をかけさせるとお尻の方からタイツと下着を中途半端な位置まで引き下ろした。

 ごそごそと後ろで何かしている音がして、一気に大きなものが身体へと入って来る。いきなり激しい抽送が始まって、ガタガタと掴んでいた棚の板が鳴った。

「あっ……あっあっ」

「すごく、締まるな……千世、気持ち良いんだな……」

 私の髪を片方の肩に寄せて首筋をきつく噛みながら、少し笑いの含んだ声がした。

 気持ち良くて思わず腰を動かしてしまうのを見て、嬉しそうに喉が鳴っているのを聞こえる。

「やっ……はげしっ……ああ、吉住かちょ……ああああっ……」

「ん、ダメだな。溜まってたし、保たない。出すよっ……」

 ガツガツとした動きになってぐっと腰に手を当てて私を引きつけながら、お腹の中に熱が放たれるのを感じた。

 はあはあと、荒い息が止まらない。

「千世。興奮してる?」

「も、吉住課長、こんなところでっ」

 大きな熱杭を引き抜かれて。我に返って睨んだ私の口に、彼は深いキスを仕掛ける。

 長いふわふわした尻尾が私の足に巻きついているのに今更気がついて、ざらついた舌の動きに必死についていく。

 キスを終えてふらふらになった私を満足そうに見て、吉住課長はにやっと笑った。
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