極上男子短編集
私の参加番号は3番だ。


確かに写真に写っている自分の姿は自分のものとは思えないくらいに可愛い。


「あ~あ、私も生で沙織のメーク姿見たかったなぁ」


写真を撮影した後、恥ずかしくて私はすぐにメークを落としてしまったのだ。


それに、この話は有紗にしかしていない。


「や、やめてよ茶化すのは」


「どうして? 本当に可愛いと思ってるのに」


「それは、メークが上手だったから……」


「それもあると思うけど、地がよくないとさすがにここまでにはならないと思うよ?」


「そんなこと……」


言い返そうとしてグッと押し黙る。


きっと有紗に何を言っても聞いてくれないだろう。


「投票結果が楽しみだね!」


有紗にバンッと背中を叩かれて私は思わずむせてしまったのだった。
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