私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
冬になって、寒くなってきた頃に。
私と同じクラスの男子、加澤(かざわ)に
「ほら、寒そうにしとるやん。抱きしめてこいよ。」
って言われていて。
私はその時、眠たくて。膝に顔を伏せていたから。
誰が言ったのかわからなくて。
声がした方を見たら加澤と煌くんがいた。
煌くんはなんて言うのかな?って思ったら。
「そういう、加澤先輩が抱きしめてきたらどうですか?」
ってまさかのブーメラン(笑)
「お、俺はいいんだよ!」
ってなんとも。
小心者というか。
言ったからには責任を持ちなさい!って言いたいところだった。
そして、煌くんの振り方はナイス!
加澤の好きな人は、長距離で同い年のもう1人の女子、飛鳥(あすか)ちゃんだったんだけど。
この流れ的に。飛鳥ちゃんの事を煌くんも好きなのかな?なんて思ったりした。