私(俺)の不器用な愛情表現【番外編】
他にも。
川村先輩に笑った私は
「何笑っとる?」
っていつもながらの、笑うな話すな。の言葉が飛んできた時に。
「は?意味わからんし。笑ったらあかんのかいや。」
って、バスケ部の先輩が言ってくれた。
すごくすごく嬉しかった。
だけど、そのせいでその先輩は次の日から川村先輩に無視されるようになった。
いつだって、私を庇うせいで。
良くしてくれた人達が攻撃される。
だから。例え、煌くんが好きだとしても。
私じゃダメなんだ。
そう思っていた。
どんなに耐えられても。
大切な人や友達、いい人達が攻撃されるのだけは嫌だから。
だけど。
駅伝の解散式から。
煌くんとよく目が合うようになった。