カーテン越しの君【完】
カーテン越しの君
「ねぇ、皆川くん。これからセイくんに恋をしてもいい?」
「…いいけど。先に俺のファンクラブに入ってね。順番だから」
「もう、意地悪!」
再び閉ざしたカーテン越しに交わされた会話。
二人の気持ちを繋ぎ止めた勇気の飴は、カーテン下から橋渡しのように繋いだ手と手の間で静かに眠っている。
【完】
< 40 / 40 >
この作家の他の作品
表紙を見る
一番近くのものが、
一番よく見えていない。
自然とそう悟ったのは、
十三年来の幼なじみという関係が、
多大な試練を与えていたから。
パティシエを目指すキミと、
キミの夢を応援する私。
私達はあまりにも近い存在だから、
周りの目を気にするあまり、
無意識のうちにお互いを傷つけあっていき、
いつしか本音を封印していた。
しかし、
キミの味が思い出の味に変わろうとしていたその時、
私はある事が引き金になって、
人生最大級のドラマチックな恋を知った。
※この物語はフィクションです。
執筆開始 2024/2/22
完結 2024/3/17
表紙を見る
あなたと出会ったあの日に、
私は一目惚れをしてしまいました。
でも、あなたには大好きな恋人がいるから、
私は気持ちを封印してあなた達の幸せを願っていました。
それなのに……、
彼女の浮気はあなたを苦しめて、
その姿を遠目から見守っていた私の心も窮屈になっていきました。
それからあなたが下した決断は、
「沙理に復讐したいから手伝ってくんない?」
彼女への仕返しでした。
だから私は彼に偽恋人の提案をして、
傍で支えることを決めたのです。
でも、その間何度も想いを告げてきたけど、
好きになってはもらえない。
こんなに近くにいるのに、
あなたの頭の中の彼女は消えていかないから。
だから苦しくなる。
たとえこの想いが繋がらなくても、
私はこの想いを大切にする為に……。
※この物語はフィクションです。
執筆開始 2024/4/4
完結 2024/4/19
表紙を見る
ーーもし、『運命』というものが存在するのなら、
その運命を信じていきたい。
諸事情によって消されてしまった君達の過去。
一緒に笑い合った時間も。
窮屈な心を救い出してくれた時間も。
思いやる気持ちを育んでくれた時間も。
胸の中に残った90日間の輝かしい思い出も。
ダイヤモンドのように輝いていた時間は
跡形もなく消えてしまった。
しかし、小さな友情が芽生えて新たなスタートを切った私は、
あの時見た写真のように、
再び彼の笑顔を取り戻していきたい。
執筆開始 2023/9/1
完結日 2023/10/1
※こちらの作品は、魔法のiらんど、エブリスタ、小説になろう、ノベマ!、アルファポリスにも掲載しています。
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…