俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
柔らかく濡れた感触がして、眉をひそめた。

目を開けると、彼と唇が重なっていて、一瞬頭の中が真っ白になる。

「うわあっ、す、すみません、ちょっとずれただけで、そんなつもりじゃ……」

後ずさりながら激しく狼狽すると、隆成さんはくつくつ笑い出した。

「十五年ぶりのキスを、おまえからされるとは」

「だからこれはキスじゃっ……」

反論している途中で、今度は私が押し倒された。

両手首を掴まれ、真上から見下ろされる。

「やられたままでは終われない」

「んっ」

眼差しを交わしながらキスされた。

隆成さんは楽しそうに、何度も口づけてくる。

「やめっ……嫌がる女を抱く趣味はないって言いましたよねっ……」

「おまえからしてきたんだ。キスは嫌じゃないということだろ?」

「そんな、んっ……」

鬼の首を取ったように攻め立てる彼に、されるがままになってしまう。

「もっと嫉妬しろよ。俺のことだけ考えてろ」

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