俺様外科医は初恋妻に一途な愛を貫く~ドSな旦那様の甘やかし政略結婚~
「あ……」

身を起こした彼が、自身のボクサーパンツに手をかけた。扇情的な表情で、私に見せつけるようにその形をなぞる。

ぶるっと跳ね出た屹立は想像以上に生々しくて、怖気づきそうになった。

「そんな大きいの入りません……」

「それ、俺を煽ってるだけだからな」

隆成さんは私の素直な感想に少しだけ照れながらも、正面から上に重なってきた。

「あぁ……!」

彼の背中に腕を回してしがみつく。

慎重に根もとまで埋められ、いつの間にか汗で顔に張りついていた髪を掻き上げられた。

「大丈夫か?」

「うまく息、できな……」

経験したことのない圧迫感に、生理的な涙が込み上げてきた。

「ほら、ゆっくり吸って、吐いて」

隆成さんが背中をさすってくれた。

深呼吸を繰り返すと、少し楽になる。

でも彼が少し腰を揺らしただけで、悲鳴を上げそうになった。

「っあ、だめ……! 絶対に動かさないでください」

「拷問か?」

隆成さんは困ったように笑った。

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