その手に触れたい

初めての授業

小堀「今日は1時間目から音楽かぁ」

早乙女「移動教室だるいよね〜」

音楽の先生「はーい、黒板に名前が書いてある席に座ってくださーい」

小堀「やった!愛菜ちゃんの前〜!」

早乙女「やったね!」

小堀「隣は、室田歩?誰やねん」

早乙女「私の隣は…平田翔太…え!?」(平田翔太ってあの翔太!?)

小堀「おぉ、パンチ君じゃん!」

早乙女「パンチ君って、汗」(ど、どど!?どうしよう!緊張してきたぁ!!!)

小堀「愛菜ちゃんほら、早く座ろう」

早乙女「う、うん!」

先生「はーい、じゃ、授業始めます!今日はグループ活動してもらいます。隣と前後で4人組になってー!」

早乙女(何この展開!?)

先生「まずは皆さんはじめましてだよね?自己紹介軽くしてください。」

小堀「小堀幸恵です。よろしく」

室田「室田歩です。」

平田「平田翔太、よろしくー」

早乙女「早乙女愛菜です…よろしくお願いします」

室田歩、見た目は真面目そうで結構大人しい。肌白くほっそりしている。

平田翔太、ほんのり日焼けしててスポーツできるんだろうなって感じ。黒縁メガネをかけている。

小堀「よろしくねパンチ君!」

平田「おいやめろよ、その名前〜」

室田「あれは凄かったからね」

早乙女「私あれ見てちょっとスカッとしちゃった!」

平田「ほら、さすがに女子に手を出すのは違うだろ?俺も見ててイラってしたもん」

小堀「意外と優しいんだね〜」

早乙女「意外とって笑」

平田「ひどくない!?笑」

あれ?なんか会話が弾んでる!?
笑った顔も素敵だな…。って違う!!

先生「そこのグループ静かに!」

平田「怒られちったな」ニコッ

ズッキュン!!!!!

早乙女「そ、そうだね」(あれ、なんかヤバいかも)
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