空に溺れた君を探して。
出会い

私の日常

小さいころ、あの公園で夕焼けを見てから、私は空が好きだ。



青空、曇り空、夕焼け。



空にはいろんな顔がある。



どれ一つとして同じ空なんて存在しなくて、


この大きな空は地球ができてから毎日違う顔を見せているんだ。




そんな空を暇さえあれば見上げて、何も考えずにただボーっとする時間。



そんな時間が私は好きだった。



私、大山ことねは、学校や家で嫌なことがあったとき、


必ずこの公園に来て、ジャングルジムの上に登って夕焼けを眺めた。



今日もそんな日常のうちの一日だ。



高校生になってから、この公園に来ることが多くなった気がする。

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