人間関係とは夫婦に限らず、お互いの欠点を赦しあうことなのかもしれませんね。
悠介さん夫婦はお互いに理想があり、それに向かって進むはずが歪みが生じ、お互いが壊れはじめる。
純さんも含め全員が理想の自分になれていないことで自分を責め相手を責め、苦しんでいる……。
全てに別れを決めた前進。
悲しく美しい雨がすべてを浄化して、優しい世界が二人を祝福してくれていることでしょう。
感情を揺さぶる情愛と、どこか不器用な世界観が非常によかったです。
今の季節の雨と……『アヴェマリア』が儚く響いて切なくなりました。
現実での出来事だったら大変ですけれど、これもひとつの愛の形だと思います。
ヤミネコさんの世界観、非常に好きです。