身代わり少女は主人を慕う
「えっ……いるって思わせる?」

なぜに?

それよりも、そう言う状況なら、早く探した方がいいんじゃあ……

「第二に、妹の嫁ぎ先も、上手く誤魔化す為だ。」

「ええ~!」

と、嫁ぎ先いいい!?

「結婚するんですか?私?」

「いや、結婚するまで、本人だと思わせてくれれば、それでいい。」

直ぐに”はい”とは言えない、この状況。

どうしよう。

何も言葉が出て来ない。


「急にこんな事言われても、困るだけだね。」

「うっ……」

「一晩、考えてくれていいんだ。明日、返事を聞きに来る。」

心の中で、ほっとした。

でも、私に断る選択肢って、あるのかしら。


「あの……」

「何だい?」

あの笑顔が、崩れる事が怖い。

「もし、私が……できませんと言ったら……」
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