Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜
「え?17時!?」

「あっ、やっと起きた!」

「今、夕方ですか?」

「うん、そうだよ」


改めて時計の針を見直すと5の位置を過ぎていた。

や、やってしまった…

初めて学校をサボってしまった。


「あの、私のカバンは?」

「そこにあるよ」


私は急いでカバンから携帯を取り出すと、母の着信が10件以上も履歴に残っていた。

学校から母の方に電話いってたか……


「ごめんなさい、私もう帰ります」

「なんだ、用があるのか?」


男がドアの隙間から顔を出す。


「塾が入ってる日なので」

「塾行ってんのか、あんなつまんねぇもんに時間と金をかける奴らの気が知れねぇな」

「看病してくれてありがとう、助かりました」


私は主に男じゃなく、妹の方にお礼を言う。
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