Again〜今夜、暗闇の底からお前を攫う〜
「お姉ちゃんのその制服、そこのちょー頭良い学校だよね?」

「え?あ、うん」

「お姉ちゃん似合うね、その制服」

「…ありがとう」

「その学校で底辺な成績だったら面白いな」

「ちゃんと1位でやってますから」

「え!そうなの!?凄い!」


男と違って、妹は素直で可愛いなぁ。

私は男と妹の顔を交互に見比べて、最後に男の顔を見てため息を吐く。


「おい、なんだ今の」

「別に」

「別にじゃねぇだろ。
聞こえてんぞ、そのでけぇため息が」


男とくだらない討論をしていると、妹が突然私の目の前に来て服をクイッと引っ張る。


「…なに?」

「その学校、私も勉強すれば行けるかな?」


私はこの学校に首席で合格するために死ぬほど勉強した。
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