超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡



「ほーんとかわいいよね~、王河くんは。乃愛ちゃんには、王河以外の男をカッコいいって言われたくないんだって~。そうそう、王河からちょっと聞いたんだけど、2人も乃愛ちゃんのことが好きなんだって?」

 おーっと、マジか、めちゃくちゃ直球!

 と思っていたら、瑠河は俺に話を振った。

「王河はさ~。乃愛ちゃんのどこがそんなに好きなの~?」

 もう、どうにでもなれと言う気持ちで、俺は答えた。

「素直で愛らしいところかな」

「う、藤城くん、恥ずかしげもなく……すごいな」

 清水が震えた声でそう言った。

「そういう清水はどうなんだよ?」

 そう聞くと、弱々しい声で清水は言ったけど、途中から饒舌になった。

「乃愛ちゃんは、いい子なところかな。誰とでも分け隔てなく接するし、おしゃべりも楽しいし。乃愛ちゃんと話すと、ただのくだらない話が、ひとつひとつ意味を持つような……」

「って、お前、乃愛ちゃんのこと女神扱いしてないか?」

 と、山田がつっこんだ。
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