超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡

友達と知り合いと。



 豪華な夕食のあと、清水くんに、外のお庭に呼び出された。

1人がけのチェアーに向かい合わせで座る。

「乃愛ちゃん。この前の返事を聞かせてもらってもいいかな。とはいっても、乃愛ちゃんの返事はわかりきってるんだけど。それでも言わせて。乃愛ちゃん、大好きです。僕と付き合ってください」

「……ごめんなさい」

「大丈夫、わかってたことだから。そんなに申し訳なさそうな顔をしないで。乃愛ちゃんにそんな顔をさせたくて告白したわけじゃないから。それに僕、これからは乃愛ちゃんの友達になりたいな。それくらいなら……許してくれる?

 友達っていっても、そんなおおげさなものじゃなくて、今まで通り。いろいろおしゃべりしたり、物を貸してもらったり。本当に今まで通り。

あ、でも、僕もしかしたら……お菓子のをレモン味じゃなくて、新しくいちごみるく味にかえちゃうかも。乃愛ちゃん好き?いちごみるく味」
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