超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


「……うるせー」

「で?仕事なの? オフなの? どこにいるの?」

「家だよ。今日はやっとのオフで、やたら多い宿題を片付けてるとこ」

「じゃあ、1時間後くらいにMoonカフェに来てよ。宿題よりも大事な乃愛の話があるから」

 夏帆は学校の最寄り駅にあるカフェの名前を言ってから、電話を切った。

 俺は一刻も早く夏帆から乃愛の話を聞きたくて、着替えることなく、家着のまま電車に乗って、急いで学校の最寄り駅までやってきた。

 指定されたMoonカフェについて、奥の席に座る夏帆を見つけて急いで近づく。

 そしてテーブルの上にスマホを置いてから、夏帆の向かい側のイスに座り、背もたれに寄りかかりながら言った。

「なんだよ、乃愛のことで話って」

 するとそこにタイミングよく、アイスティーとアイスコーヒーが運ばれてきた。
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