超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡

そう思ったから黙っていると、

「乃愛、また告白されたけどいいの? アンタそのことを知ってるの?」

と、夏帆は爆弾を放りこんできた。

「え?告白?乃愛が?された?」

そんなの、全然聞いてない。

夏休みに入ってからはもちろん、軽井沢から帰ってきてからも仕事がいつになく忙しくて、乃愛には連絡ができなかった。

その間、乃愛からも連絡がなかった。

だから全然知らなかった。

「夏休みに入ってから、あたしが知ってるだけでも約10回。クラスの男子や別クラの男子、違う学校の男子と様々だけど、みんな乃愛にどうしても想いを伝えたかったんだって。

乃愛に好きだって言いたかったんだって。乃愛のことを好きなのは、森くんや清水くんだけじゃないんだよ」

「…………」
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