超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡

 止めなきゃ、永遠に続くんだろ?俺の悪口。

「それから、乃愛のことが大好きなイケメンモデル」

 夏帆は続けてそう言った。

「はっ!?」

 冗談だろ?

 いつもはあんなに俺のことを敵視しているクセに。

 お前の口から、俺を褒めるようなイケメンモデルって言葉が出ること自体、絶対におかしい。

 おまえ、なにか、企んでるだろ。

 言えよ、なにを企んでるんだよ?

 そう心の中でつぶやいて、訝しげな目を夏帆に向ける。

 すると夏帆は、アイスティーをストローで少し飲んだ後、おもむろに机に両手をついた。

「単刀直入に聞く。藤城、アンタどうして乃愛に好きって、ちゃんと言わないの?」

「……はぁ?」

 そんなこと、夏帆には関係ないだろ。
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