超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 それも、『ただ乃愛に会いたくなっただけ』っていう理由で、忙しい合間を縫って、あたしに会いに来てくれるなんて。

 そんなの、うれしくてたまらない。

 王河の言葉にドキドキして、胸がきゅんきゅん飛び跳ねる。

 ときめきだって半端ない。

 でも、どうしよう……。

 王河が来るなんて思っていなかったから、髪の毛とかリップとか直していないよ。

 大丈夫かなぁ。

 王河から見えないように、髪の毛を手でちょっと直す。

 服は……大丈夫かな?

 うん、たぶん大丈夫。

 お気に入りのルームウェアにしておいてよかったよぉ。

 ホッと胸をなでおろし、あたしもラグに座ろうと目線を向けた。

 そこに飛びこんできたのは、びっくりするくらいカッコいい王河の横顔。

 鼻が高くてスッとしていて、伏し目がちの目も表情もとてもキレイ。

 本当に超絶イケメンだなぁ、王河は。

 うっとりと、王河に見とれてしまう。
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