超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 俺のせいで乃愛にあんな顔をさせてしまったから、せめてもの罪滅ぼしというか、乃愛を笑顔にしたくて、俺はトレイから出して並べたフルーツゼリーを指さした。

『乃愛が好きそうだから買ってみた。メロンと桃、どっちがいい?』

 どっちも乃愛がめちゃくちゃ好きなフルーツだから、笑顔になってくれるといいな。

 祈るような気持ちで見つめる先、フルーツゼリーを見つめる乃愛の目がキラキラと輝きだした。

『ん~。どっちもおいしそうだね~』

 メロンと桃のゼリーを見比べて考える表情がかわいい。

 よかった、笑顔になってくれた。

 ホッと胸をなでおろす。

 乃愛の笑顔を見ていると、俺まで自然と笑顔になってくる。

 一緒にいると乃愛の存在自体に癒されて、いつも、ものすごく幸せな気持ちになれる。

 だから俺は、乃愛のことが大好きなんだ。

 うれしくなって見つめる視線の先で、スマホを手に取った乃愛がゼリーを指さしながら首をかしげて俺に聞いた。

『写真をとってもいい?』

『いいよ。そんなに気に入った?』

『うん。めちゃくちゃかわいい!』

 パシャパシャっと何枚か写真を撮って、乃愛はコトッとスマホをテーブルに置いた。

『乃愛、どっちにするか決めた?』

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