超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 おまけに、おでこを触られたから……。

 王河にドキドキしすぎて、顔が熱くなっちゃっただけなんだよ~!

 って、こんなの。恥ずかしいから、王河には内緒だけど。

 その代わり、クールダウンをしようかな。

 王河を心配させちゃったし、王河から離れれば、顔が赤いのも治るはず。

 そう思って、王河からスッと離れた。

 その瞬間……。


「じゃあ、おまじない」

 そんな王河の声が聞こえて、手首を軽く引っ張られた。

「えっ?」

 なに?

 そう思ったときには、ポスッと王河の胸にぶつかっていた。


「乃愛の顔の赤いのが治りますように」

 小声で優しく言った王河が、ふわっとあたしを抱きしめる。
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