超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 でも乃愛に見られていることが恥ずかしくなって、

『ほら。もう、目ぇつむれ』

 なんて、さっきと反対のことを言ってしまう。

『……んっ』

 俺のキスにそんな声を漏らした乃愛に、歯止めがきかなくなりそうで、たまらず乃愛をギュッと強く抱きしめた。

『乃愛の甘い声、かわいいな。つーか、顔真っ赤。乃愛、今、すげぇドキドキしてたりする?』

 腕の力を緩めてのぞきこんだ乃愛が真っ赤なのもうれしくて、俺はあえてそんな言葉を口にして、乃愛の頬を少しつついた。

 もちろん、もっとかわいい反応を見たかったから。

 すると乃愛は、俺の予想を超えた言葉と共に、ものすごくかわいい顔を見せてくれた。

『王河……。あたし……王河のことが好き』

 ふわっと優しく抱きしめる腕の中で、真っ赤な顔をした乃愛が俺を見つめる。

 それは、今まで見た中で1番かわいいと思える乃愛の顔。

 上気した頬も、潤んできらめく瞳も、ほんの少し開いた小さな赤い唇も、光り輝きすぎてまぶしいくらい。

 乃愛が愛しくて愛しくてたまらなくて、

「……ありがとう」

 と、やっとの思いで、乃愛の告白にお礼を言った。


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