超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 それに、胸の鼓動が早すぎて、気持ちがたかぶりすぎて、声が少しかすれてしまった。

 俺がこんな風になるのは、乃愛だけ。

 俺をこんな風にするのも、乃愛だけ。

 甘い香りにキスがしたくなって、腕の力を少し弱める。

 乃愛が俺を見つめる視線が、甘くて、あたたかくて、まぶしくて。

 愛おしいっていう気持ちが、後から後からわきあがってくる。

 もうどうしようもなくなって、優しく乃愛の唇に触れた。

『っ……』

 声にならない声がかわいい。

 ものすごく柔らかい乃愛の唇。

 乃愛とのキスがうれしすぎて、さっきよりも長くなってしまう。

 胸のドキドキもきゅんきゅんも、全然止まりそうにない。

『乃愛、俺のこと見て?』

 大好きな乃愛と、今、キスしていることを確認したくて。

 キスの合間、そんなことを言ってしまう。

 俺の言葉に、恥ずかしそうに、でもうれしそうに俺を見る乃愛がかわいくて愛しくて。

『よくできました』

 そう言って俺は、甘い香りのキレイな乃愛の髪を撫でた。

 乃愛と何度キスをしても、もっとしたくなって、顔の向きを変えてはキスをする。

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