超絶イケメンな幼なじみに、めちゃくちゃ愛されちゃってます♡


 今まで言えなかったけど、“あたし、王河のこと。子供の頃から、ずっとずっと好きでした”って言ってみようかな。

 ありったけの勇気を出して……。

「…………」

 少しの間考えて、あたしは王河のTシャツを軽くつまんだ。

 やっぱり、王河のことが大好きっ!

 そんな気持ちがあふれて、もう止めることができなかったから。

 あたしを優しく抱きしめてくれている王河の顔を見上げながら、口を開く。

「あのね、王河……」

「ん?」

 王河の二重の大きな目が、優しくあたしを見おろしている。

 また髪をサラッと撫でてくれたことがすごくうれしい。

 胸がぎゅって苦しくて、切なくなるくらい、王河のことが好き。

 心臓はドキドキバクバクしているし、ものすごく緊張もしている。

 でも……。

「どうした?乃愛」

 そう言ってくれる王河と、ずっとずっと一緒にいたいから。

「言わなきゃわからないぞ」

 ってクスッと笑って言いながら、ちょんちょんっと軽くあたしのおでこをつつく王河と、幼なじみ以上になりたいから。

 だから、勇気を出して続きを伝えようとした。

「あのね、あたし……」

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