私を、甘えさせてください
バッグを持って、すぐに家を出た。
あと10分で空川さんに会える。
『待ってる』と言ってくれた。
それだけで、気持ちが弾んだ。
インターホンを押すと、すぐにドアが開く。
「美月、もしかして走って来た? やけに早くないか?」
「だって、すぐ行くって言ったじゃない」
「そうだけど・・そんなに俺に会いたかった?」
「・・・・うん。会いたかったし、触れたかった」
空川さんの頬に指をのばすと、その手をすぐにつかまれて、唇をふさがれる。
「美月、さっきの電話から表現がストレートすぎて、俺がついて行けてない」
「ダメ・・?」
「違うんだ。嬉しくて、どうしよう・・って。
こないだ、美月に変なとこ見せちゃったから、会いたいって言い出しづらかった」
「空川さん・・・・」
「でも本当は会いたくて仕方なくて、昨日の夜帰ってきたんだ。結局、言えなかったけどね」
それを聞いて、思わず目を伏せた。
私も『嬉しくて、どうしよう』だ。
「空川さん」
「ん?」
私は顔を上げ、素直に伝えた。
「空川さんが好き」
今度は、空川さんが私から視線を外す。
「あー、もう、頭の中が美月でいっぱいだよ」
照れ笑いの空川さんとしたキスは、私の大好きな深くて甘いキスだった。
あと10分で空川さんに会える。
『待ってる』と言ってくれた。
それだけで、気持ちが弾んだ。
インターホンを押すと、すぐにドアが開く。
「美月、もしかして走って来た? やけに早くないか?」
「だって、すぐ行くって言ったじゃない」
「そうだけど・・そんなに俺に会いたかった?」
「・・・・うん。会いたかったし、触れたかった」
空川さんの頬に指をのばすと、その手をすぐにつかまれて、唇をふさがれる。
「美月、さっきの電話から表現がストレートすぎて、俺がついて行けてない」
「ダメ・・?」
「違うんだ。嬉しくて、どうしよう・・って。
こないだ、美月に変なとこ見せちゃったから、会いたいって言い出しづらかった」
「空川さん・・・・」
「でも本当は会いたくて仕方なくて、昨日の夜帰ってきたんだ。結局、言えなかったけどね」
それを聞いて、思わず目を伏せた。
私も『嬉しくて、どうしよう』だ。
「空川さん」
「ん?」
私は顔を上げ、素直に伝えた。
「空川さんが好き」
今度は、空川さんが私から視線を外す。
「あー、もう、頭の中が美月でいっぱいだよ」
照れ笑いの空川さんとしたキスは、私の大好きな深くて甘いキスだった。