キミの愛情120%
「……ごめん。私とのことが原因だよね……」
マルが申し訳なさそうに切り出したから、慌ててベッドから起き上がった。
「ちっ、ちが……わないけど! それだけじゃないっていうか、他にも色々あって、マルのせいじゃなくてね」
「……うん」
「リナが悪いの。このままじゃダメだってわかってたのに、逃げてたから」
「ううん。こんなに追い詰めた私も悪いよ。マスコットのこと、もう無理に理由聞いたりしないから……」
「待って。聞いて」
ここで逃げたら、もう一生言えない気がした。
自分を認めることも、できない気がしたんだ。
「悲しい思いさせてごめん。まだその、ちゃんと整理がついてなくて……うまく、言えないんだけど」
「うん。いいよ」
マルがまっすぐに見つめてくる。その隣で、優しい目で見守るチョコちゃんがいる。
声が、震えた。
胸の奥が、きゅっとつまってくるしかった。