貢ぎ物の令嬢ですが、敵国陛下に溺愛されてます!~二度目の人生は黒狼王のお妃ルート!?~
 ナディアもまた軽口を返すと、返答しようとしたゲルハルトが軽く咳き込んだ。

「大丈夫? あんまり長話しないほうがよかったわね。ごめんなさい」

「気にするな。おまえと話すのはそれほどつらくない」

 体力的な意味なのか、それとも精神的な意味なのか、ナディアにはわかりかねた。

 質問に悩んでいる間にゲルハルトがベッドから下りる。

「必要なものがあったら取ってくるわよ」

「着替えたい。適当に持ってきてくれ」

「わかったわ。ちょっと待っていてね」

 こうしていると本当にメイドになったようだ、と思いながらナディアはシャツを用意する。

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