[短編]大好きな幼なじみに突然キスされて。
だけど何もされなくて、不思議に思った。


あれ、まだ?今の流れって絶対キスされる寸前だったはずなのに。


「ん?」


おそるおそる目を開ければすぐそばに彼の照れ臭そうな顔があり。


か、カッコいい。


でもなんで寸止めしてるんだろう?


「あのさ琴美、今してもいいって顔してるよ」


「……」


「むしろして欲しいって感じ」


「ばっ、ばかっ」


恥ずかしくて死にそうっ。


思わずナオの胸をグーパンしたら、大袈裟にイテッとうめかれた。


「知らない、ナオなんか嫌い嫌いっ」


頭が沸騰したみたいにカーッとなりパニック寸前。


今すぐ消えてしまいたい。


「ごめんって」


「やだ」


「落ちついて」


「あんたのそーいうとこほんとムカつくっ。なに考えてるのかわかんないし」

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