インビジブル・ブルー
どれくらい経っただろうか。白濁した体液が一筋、彼女の内股を伝い落ちた。

いつしか彼女は、真っ白な肌を快楽色に染めていた。

苦悶の表情の中には、隠しきれない戸惑いの色が浮かんでいた。

瞳が虚ろに彷徨っていた。

悔しそうに唇を噛んでいた。

男に腰を打ち付けられるたびに、彼女はか細い腰を震わせた。

男達が勝ち誇った声を上げた。

彼女の悲鳴は嗚咽に代わり、やがて艶めかしい汗と体液に溶けて消えた。

知らない男に犯され、登りつめていく彼女の姿態に、僕は初めて心をかき乱した。

奥底で煮えたぎる感情に我を忘れた。

「うああッ」

断末魔の叫びと共に、彼女の体がガクンと反り返った。

恥ずべき痙攣だった。

「美しい」とさえ、僕は思った。

深く暗い穴蔵の中で爛々と目を輝かせ、僕はその光景を網膜に焼き付けた。

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