クールなあおくんに近づきたい!〜あと10センチ、きみに届け〜



なんか

なんていうかこれは


「…」


私は逢和君が校門の先に見えなくなったのを確認すると、その場にヘナヘナとしゃがみ込んだ。

火照った顔を両手で押さえてなんとか鎮火させようと試みるも、逢和君の笑顔や声、その空気を思い出してなかなか冷めない。


…逢和君、かっこよすぎる。かわいすぎる。

推しメンによる、突然のファンサの供給、過剰じゃない…!?


どうしよう。

近付いちゃいけない人なのに。



「……も、無理…」



私のキャパ、

全然足りません…

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