幽霊。〘透明になった日〙
けれど私の心音は一定の速度で、まったく乱れない。
恋愛への憧れも、現実を前にすると泡のように消えていき、初めての告白だというのに私は冷静だった。
「体育祭とかでもさ、一緒にいて楽しかったし、趣味も合うじゃん?」

疑問が頭に浮かぶ。私の趣味とは?ギター?カメラ?色々なことに興味を持ったけど、続けられているものなんてない。

「先輩、私」

「付き合ったら上手くいきそうだなって思うんですけど…」
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