びっ…chiちゃん!!!


桃真は俺の肩をポンポンっと叩いた。

「奏音…」

「聞きたくない!」

「ごめん!!」

桃真は奏音から見えていないのに頭を深く下げる。

「俺…ほんとは思ってないんだ。思ってもないこと言ってしまった。ほんとにごめん…」

「奏音。俺からも一言言わせてくれ。お前はすげーよ」

颯が話し始める。

「だって高校生ママだぜ、JKママとかぜってーゆづも自慢だよ。若くて綺麗なママとか最高。それに…どこ行くのにもゆづ連れてって…沢山遊んでくれて…ゆづは幸せもんだよ」

いつもチャラチャラしている颯がこんなに真面目に話すなんて…。

「奏音…」


ガチャ


桃真が名前を呼んだら部屋のドアが開いた。
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