兄妹 ~禁断の恋が動き出す運命の一夜~
私の皿の中にあるピーマンを見つめる。
苦手な食べ物を渡す人もいない。

両親は一日の出来事を話していつものようにしていたけれど、私は・・・寂しくて仕方ない。

「もういいの?」
「ん・・・ちょっと具合よくない。」
ほとんど食事に手を付けていない私に母は心配そうに額に触れてくる。
「熱はないけど、今日は早く休みなさい。」
「明日病院に行くか?」
父は心配そうに自分の箸を置いて私の方に立ち上がり近づく。
「大丈夫。疲れただけ。」
私は肝臓が悪くなると食欲が落ちたり、吐き気を感じたり熱が出る。
毎年のように入院をしている私には両親は常に体調に気を付けてくれている。
< 166 / 325 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop