極彩色の絵画みたいな(詩集)

美しい世界

「美しい世界」



朝が苦手で
夜と大の仲良しのわたしだけど
きみが「おいで」と手を引くから
やっとのことで目を開けて、驚いた
きれいだった
光の粒が舞い降りて
きらきら、ちらちらと輝く
きみの横顔が
本当に、きれいだった

そして思い出した
世界はときどき
どうしようもなく美しい


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