三角くんのヤバい癖



「私、英語のテストが全くダメで……

 今回のテスト
 赤点取っちゃったの……」





長月は、目をぎゅっとつぶると

勇気をかき集めた様に

答案用紙を俺に差し出してきた。




「このままだと
 行きたい大学は絶望的だって
 先生に言われて……」



「何……これ……」




答案用紙を受け取った俺。



分かりやすく固まっちゃったのは


俺の瞳に

驚きの数字が飛び込んできたから。





「これって……」



「酷すぎだよね、私の点数……」



いや……


100点満点のテストだよな?って

疑いたくなるほど

酷い英語の点数だっつうのは

置いといて……




これは……



「わざと…じゃ…ないよな?」



「えっ?」



「だからこの点数
 長月は狙ってとったわけじゃ
 ないよなってこと」



「ねっ…狙う? 私が?」


< 30 / 41 >

この作品をシェア

pagetop