恋なんて、正気の沙汰じゃない!


ベッドのサイドテーブルに、湯気の立ったオムライスを乗せた。


先生が作ったとは思えない程、美味しそうな…


普段なら、大好きなオムライス。


だけど、到底 食べる気なんて起きない。


こんな状況で、お腹なんて空かないから。


それに、こんな人が作った料理なんて、怖くて食べれない。



「……殺す気ないなら、なんでこんな事……」


平然を装ってるつもりだったけど、声の震えは隠せない。


でも、こんな事をする理由を聞きたい。


今度は、はぐらかされないように、先生の顔を睨みつけるように、ジッと見る。


「単純だよ」


そう言うと、いつもの先生の顔をして、私の髪に触れると、


「好きだから。」


そのまま髪に唇を落とした。


愛おしそうにキスをするように…。


…………


……………


…………………は?


全く想定外の言葉に、一瞬 思考が止まった。


……先生が私を好き?


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