経理部の女王様が落ちた先には
「あ、あの・・・大丈夫ですか・・・?」



一気に貫かれたかと思ったら、騎士のこの人はすぐにわたしの上に倒れて・・・
動かなくなってしまった・・・。



「これは・・・ハァッ・・大丈夫じゃないな・・・」



そう苦しそうに言いながら、ゆっくりと貫いたソコを少し動かし・・・



また、止まる・・・



「・・・キミは、凄いね・・・。
なんで、俺のこと・・・こんなに、掴んで・・・離さないの・・・?」



そう言いながら、わたしを強く抱き締める・・・。



「・・・優しく出来ないから。」



「はい・・・。」



「でも・・・そんなに、長くはないから・・・。」



「・・・はい。」




わたしの返事を聞き、少し経ってから・・・




少しずつ、ゆっくりと・・・




貫いた熱を動かしていく・・・。





『優しく出来ない』と言った騎士のこの人は、ちゃんと優しくて・・・





わたしを抱き締めるその腕は強くも、ちゃんと優しい・・・。





そして、わたしの目を見詰めながら、ゆっくりと、優しく、唇を重ねてくれる・・・。





苦しそうな声をたまに出しながらも、何度も、何度も、ゆっくり、わたしを満たしていく・・・。




それを何度も繰り返していくと、痛みの中でも、満たされたわたしの中が歓びの声を上げ始める・・・。




その声の様子を観察されているかのように、騎士のこの人は貫く熱の加減を変えていく・・・。




段々と、満たされたわたしの中から、何かが登り詰めてくる・・・





それが何なのか分からず、わたしは出てしまいそうになる声を押さえようと、両手で必死に口を押さえ付ける・・・。
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