経理部の女王様が落ちた先には
男がいなくなった後、この子がゆっくりと“僕”を見上げる。




その顔は、最高に可愛い顔で。




「ここ、いい?」




そんな可愛いこの子を後ろから抱き締めたまま、隣の席に右手を置き聞く。



「ダメです。」




そう答え、ゆっくりと立ち上がりお辞儀をして・・・
まだ何も減っていないようなコーヒーのプラスチックカップを持ち、ピンヒールで去っていった。




結局何も伝えられなかった“僕”だが・・・



“封印”されている“俺”と一緒に笑ってしまった。



「ダメです」と答えたあの子の顔も、やっぱり最高に可愛い顔をしていたから。
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