経理部の女王様が落ちた先には
「お姫様のドレス、脱がせてもいいですか?」



そう言いながら、わたしの手にキスをしてくれる。



「はい。」



わたしの返事を聞き、鋭い騎士の目で、深く優しい目で笑う直人さんが、お姫様のドレスをゆっくりと脱がしてくれる・・・




全てを脱がしてくれた直人さんが、わたしにソッと覆い被さってくる・・・




そして、強く、でも優しく、抱き締めてくれる・・・




そんな直人さんをわたしも抱き締め返した・・・




可愛い香りに包まれた、可愛い物で囲まれた、わたしのお城・・・




そのお城で・・・




いつもわたしを救いだし、迎えに来てくれた、鋭い目の騎士のような直人さんの熱が・・・




わたしを貫く・・・




わたしの心の中が、直人さんで満たされていく・・・




大好きな直人さんで、満たされていく・・・。




開けたままのカーテン、そこの窓からは、綺麗な月が見えていた・・・。
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