経理部の女王様が落ちた先には
「他の・・・部署?」



「はい。もう、全部です。全部・・・全部の部署の人達が・・・麻美先輩がどれだけ1人で全てをやっていたのか、怒りながら説明していました。」



「そうだったの・・・。」



「でも・・・先輩達はそれでも認めなくて。
証拠がないって・・・。
それを言われたら社長も何も言えなくなって・・・。」



「証拠、か・・・。
先輩のIDでログインしていたり、部長の印鑑も押してあるしね・・・。」



愛ちゃんは泣きながら何度も頷く。



「でも、私の彼氏・・・同期の人なんですけど・・・彼氏が、麻美先輩のことずっと好きで・・・。
彼氏、収集癖のある人だから、麻美先輩から受け取った書類にあった付箋を、大切に保管していたんです。」



「付箋を・・・?」



「はい、彼氏が入社してから3年間全部の!
麻美先輩、付箋にも分かりやすく内容書いてくれてたり、その日の日付や麻美先輩の印鑑も押してあって。」



まさか、この流れで付箋が出てくるとは思わず・・・。
< 201 / 213 >

この作品をシェア

pagetop