私の彼は年上彼氏
仕方ない。私も起きようかな。
朝1番にカーテンを開けて陽の光を浴びるこの時間が1番好きだ。
やばいやばい、早くしないと。
朝からメイクに髪型に女の子は忙しい。
私、花園香琳は高校2年生である。
慌ただしく階段をかけ下りるとリビングには私より忙しない母がいた。
「香琳申し訳ないんだけどゴミ出ししてくれない?」
げっ。最悪だ。今日に限ってまたなんで。
「お父さんは?いつもやってるじゃん」
「今日早朝会議なんだって。朝から大変よ」
仕方ないと心に誓って、いつもより早めに朝食を済ませ支度をした。
「ゴミ出しするからもう行くね!」
「行ってらっしゃい。」
私の父親はそこそこ有名企業で働くサラリーマン。
母は今どき珍しい専業主婦だ。
なんでも父親が昔からお母さんには家にいて欲しいとお願いしたそう。
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