星と月のセレナーデ
Chapter Ⅱ

怪星






志帆と友香に連れられて
いつもの場所へと着く

突き刺さるほどの視線を感じ

深い深いため息をついてお弁当を開く



「 で?なんだったのよあれ 」

「 何があったのか聞かせてもらえるまでは
教室に絶対に戻さないから!! 」



興味津々です!と顔に書いてある友香
苦笑いをして先程の経緯を話した



『 ...てな感じでございますッ 』



ただ、抱きつかれただなんだの話は省きましたけどッ


友香の恋バナレーダーに引っかかっちゃう。



「 月城さんのこと本当に覚えてないの? 」

「 あんな顔面国宝そう簡単に忘れるはずなくない?」



と、言われましても
金曜日のロータリーでの記憶しか考えても出てこない





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