星と月のセレナーデ
『 うわーッ!海だッ! 』
近くで海を見たくて手すりの所まで走る
「 ここが俺たちの溜まり場だ 」
『 溜まり場? 』
彼の指をさした方向へとゆっくり向けば
先程車内で見た建物がより間近に見える
入口が上にあるのか スタスタと階段を上がっていく
『 ねぇ界人〜? 』
「 あ? 」
『 階段長いね 』
「 あぁ 」
『 足疲れたね 』
「 慣れろ 」
『 疲れたからだっこして 』
適当に話を流すもんだから
冗談を言ってみれば
私より3段先に歩いてたはずの彼は
何故かくるりと振り返って
私の前へと立ちはだかる