星と月のセレナーデ





『 志帆は先生と聖達に知らせてきて
ひとりで入ってこないでね! 』

「 え、でも、星南は?! 」

『 私は大丈夫! 』



落ち着きのない志帆を落ち着かせ
横にあったナップザックとスマホを持って
立ち入り禁止の中へ1歩踏み入れる

空はまだ明るい 大丈夫
一応スマホで時間を確認すれば

16:30と記されていた



『 そんな遠くには行ってないと思うんだ... 』



木々が私の行く道を邪魔をして
なかなか前へ進ませてくれない

こんな中を2人が意味もなく歩いていったとは思えない



『 友香〜!葵〜!何処にいるの〜! 』



大きな声で2人の名前を呼んでみても
返事は全く返ってくることはなくて
ただただ 私の声だけが森の中へ響く

もう一度友香のスマホへと電話をかける





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